学ぶ時間をゆっくりとっている。
学ぶ意味みたいなものをもう一度考え直している。
おいらはきっと、「考える」事について社会的に、あるいは経済的に動機付けなければ意義を見出しづらい種類のラーニングスタイルだし、「実学」を追っかけてきたおいら自身としては、やっぱりこの指針でずーっといくんだと思う。
それでもちょこっとだけ変化するものもある。
「○○のやり方」みたいな即効性一直線のものから、もうちょっと抽象的なヒトにスポットを当てたものに対する学び方の変化。
思うに、20代までの成長ってスポンジのように「吸収」していく変化で今日より明日と確実に駆け上がっていく感じだったのだけど、30代以降の成長って「熟成」していく変化だと思う。
それは、スキル的な向上みたいなものから「気付き」を通して人間的な包容力や器を広げるような成長の形にシフトしていくからであり、役割や環境から求められる資質が変わっていくからかもしれない。筋力や記憶力のような瞬発的な能力は、むしろ衰えてくるからかもしれない。
だから「実学」に求める内容が変わったのだ。
それでも変わらないものがある。
小さい頃から何度も考え続けてきた疑問
「どーして勉強しなくちゃならないの?」
の答え。
- 今よりもっと楽しい事に出会うため。 -
- 今とは違った自分を見つけるため。 -
いつも目の前の事に追われ続けているからこそ、こうした自分を棚下ろす時間は貴重だ。
時の流れが「ゆっくりだ」と感じる感性を取り戻せる時間は貴重だ。